~第四章~ 二年生:大きな変化

この頃には、乳酸菌サプリを摂り始めて、すでに半年以上が経過していました。あの夏、私が漠然と捉えた変化の兆しは、明らかに質を変え、私の生活にある種の革命を起こしていました。あの日、バンドマンの彼に指摘された私の生活態度、姿勢の微妙な変化はもはや自覚できるほどになっていたのです。簡単にいえば、私はもの凄く明るくなりました。活動的になりました。これらの変化の要因として、乳酸菌サプリが最有力の存在であることはいうまでもありません。

では、具体例をいくつか挙げてみましょうか。まず、男女問わず思春期特有の悩みである、ニキビが極端に減りました。実のところ、私は同世代の平均的な男女に比べてみても、あまりニキビができるほうではありません。けれど、じゃあまったくできないのか、というともちろんそんなことはないわけで、季節の変わり目など、ニキビに悩んだ経験はそれまでにもありました。実際にインターネットで調べてみるとこのようなスレも立っていますのでそれなりに効果はあるようです。

。つぎに、お腹の調子が大変良くなりました。便秘は女性特有の悩みとよく指摘されますが、これは例外なく、私もそのひとりでした。けれど、乳酸菌サプリを摂り始めてからというもの、便秘で悩む回数は顕著に減ったのです。そしてあとひとつ、そもそも私がサプリを摂り始めたきっかけにもなった花粉症ですが、これは残念ながら、大きな変化を感じるには至っていません。自分なりに調べたところ、花粉症は個人が持っているアレルギー体質(スギに弱いのか、ヒノキに弱いのかなど)に依存する面が多く、さらに、症状そのものに個人差が大きいため、防止することはできるかもしれないけれど、改善することは少々難しい、とのことでした。

それでも、私が乳酸菌サプリから得た効果は充分なものがあります。上記したニキビや便秘への効果に代表されるように、その効能は私の日々の生活を送る態度をそっと陰から支えてくれるような、つまり、それそのものの効能自体は些細なものにすぎないけれど、そうして多方面からすこしずつ好影響を与えてくれることによって、結果的に大きな変化が生まれる、というふうに私には作用しました。そんな変化を実感したことで、当時の私は視線がそれまでよりも僅かに上がり、胸を張れるようになり、以前よりも笑えるようになり、学校でできた新たな友人やバイト仲間、あるいは両親などから、頻繁にその変化を指摘されるようになったのです。

おわりに